lavender
ハーブの女王と呼ばれるラベンダーの香りは心身をゆったりとリラックスさせて
鎮静効果があり、昔から薬やアロマ療法にも使われてきました。
色も香りも、私達を魅了してくれるラベンダー!
ラベンダーの育て方は情報も豊かなので、少し違った観点も入れながらラベンダーを見てみましょう。
ラベンダーの基本情報
学名:Lavandula
科名:シソ科
分類:半木本性植物
属名:ラバンデュラ属
原産地:地中海沿岸
和名:ラベンダー
英名:Lavender
開花期:
アングスティフォリア系(コモンラベンダー)4月下旬~6月中下旬、
ラバンディン系(イングリッシュラベンダー)6月上旬~7月下旬、
ストエカス系(花がうさぎの耳みたいな形)4月上旬~6月中旬、
プテロストエカス系(レースラベンダー):四季咲き
デンタータ系(ギザギザの葉・フレンチラベンダー):四季咲き
発芽適温:20℃前後
生育適温:15~20℃
高温多湿に弱いため、剪定や透かしで夏を涼しく越すことが大切です。
一概にラベンダーという総称で呼ばれていますが、沢山の種類があり、咲き方も香りも違います。
ここでは、園芸店で良く見かけるラベンダーに絞って、お話していきます。
ラベンダーは半木本性、つまり木なの?
ラベンダーは草と思いがちですが、実は木(木本性植物もくほんせい)に分類され、半木本性植物です
生物学では木=木本性と、草=草本性に分けられます
木本性とは木の性質を持つもので、樹皮の内側に薄い形成層を持ちます。形成層が木質部をつくりながら成長して、幹が太くなります。
ラベンダーはシソ科の常緑低木です。
草本性は形成層がなく、ある程度成長すると大きくなりません。草本の幹に相当する部分を、茎と呼んでいます
ちなみに、木のような「竹」は草本性です。
ラベンダーはこの両方の性質を併せ持つ半本木性植物で低木のような草本、小低木です。
多年草のものとそうでない物があり、高さは2m以下になります。
ラベンダーと風水
ラベンダーの花言葉
ラベンダーの花言葉は「優美」「繊細」「清潔」「沈黙」「あなたを待っています」
「許しあう愛」「幸せが来る期待」などです
心と身体を鎮静させ、ゆったりリラックスさせてくれるラベンダーは語源に
「洗う」という意味があるため清潔という花言葉があります。
古代ローマ人たちは洗濯に用いたり、浴用香料として疲れた身体を癒し硬直した関節を和らげるために用いました。
風水と色/ラベンダーをとりいれてみる
ラベンダーを植える時は日当たりなどの環境を重点において、植えたり鉢を置いたりします。
ラベンダーは高温多湿が苦手ですが、わりと育てやすいので風水から置く場所をみてみました。
紫色の持つ意味
風水の全体運を表す中央の部分の色は紫と金色です。
ラベンダーの紫は風水的にも高貴な意味をプラスしてくれます。
風水の考えでは紫は「火の気」にあたります。同じ火の気を持つ赤と同様、強いパワーを秘めますが、
赤よりも洗練された気品や高貴、精神や直感などの運気と言えます。
赤と青の融合によってできる紫には、「精神がアンバランスな時」に、バランスのとれた状態に戻す作用があります。
そのような紫色と相性の良い方角は、人気運や芸術運につながる【南】
家庭運や健康運、不動産運につながる【南西】になります。
ラベンダーの香りにも癒しの作用があり、ラベンダーの紫にも浄化の作用がありますので
南や南西に置いて運気を高めてみてはいかがでしょうか。
風水と色
ラベンダーには他の花と組み合わせて、他の位置に置くと良い方法があります。
東:太陽が昇る若さや発展のポジション
【仕事や情報・活気・成長】に関わる場所 木の運気
ラベンダーにペールブルーやターコイズなどの青の色の花と組み合わせて、仕事や活力に繋げましょう。
植えたりお部屋に飾ったりすると良いでしょう
南東:癒しの効果が強い 風を呼び込むポジション
【恋愛や人間関係】に関わる場所です 木の運気
緑・ミントグリーン・ピンクの花と組み合わせて、恋や人間関係が上手くいきますように。
*本来の環境で選ぶとラベンダーを植える場所としては、東や南東がおススメです.
南:【美容や才能・人気運】に関わる場所です 火の運気
赤・オレンジは気持ちを明るく人間関係をスムーズに!少し控えて使用する
紫は「知性、上品、お洒落、風格、芸術性」といった知の要素!
ラベンダー風水に適した場所です。
南西:【健康や家庭運】に関わる場所です 土の運気
ベージュ・茶・パステルイエロー・紫
土は土台つまり家庭を意味します 健康で健全な家庭を築く場所
ラベンダー風水に適した場所です。土にこだわって植えてみましょう。
西:【金運】に関わる場所です 金の運気
黄色は将来の希望やロマンで楽しさやトキメキの意味もあるので金運や恋愛のアップにもいい色です
金色は金運の意味が強く、部屋に置く金色の物はくすまないようにいつもピカピカにしておきましょう。
ラベンダーの紫はここには禁物です。赤や紫の火の気は金を溶かす色なので、繁栄や成功の妨げになります。
ここには黄色と合わせて、白や金、銀メタリックな物が合います。
北西:神仏や聖域に関わる場所です 主人の方位です 【出世・事業の運気】
銀色は才能や表現力を開花させる色、金色とあわせると更に金運UP!
白は浄化する意味があり、良い仕事をすることで得られる報酬や援助を得たり出世すると言われる。
主の寝室にすると良いとされています。
ラベンダーの紫はここには禁物です。相性の良い色は白、ベージュ、クリームや重厚感のあるもの
キラキラしたものなどです。
北:【財産や貯蓄、信頼】に関わる場所です 水の運気
水色は信頼度をUPし円滑な人間関係を築きます
白も取り入れて悪い気を浄化させるといいと言われています
風水では気は北から来ると言われるので、北枕もOKです。
ラベンダーの紫はここには禁物です。
水の気なので水色や薄い青が持ち色です。赤や紫の火の気は浪費や収入の減少につながる色です。
少し冷たいので、やや薄いオレンジやベビーピンクのお花を飾っても良い場所です。
ラベンダーの置き位置や色の組み合わせでした。試してみてくださいね。
ラベンダーの育成環境
栽培環境
西日の当たらない暑くなり過ぎない所が適所です
高温多湿を嫌うので、水やりは土の温度が高くならない朝のうちにしましょう
土壌は水はけの良い土にします。
パーライトや日向土小粒などを1割程度入れて、水はけを良くします
酸性を嫌うので苦土石灰を少量入れたり、籾燻炭を入れたりします
植え込みの時、腐葉土は花付きがよくなるので完熟タイプのものを使って入れます
水やりは夏の加湿に注意!開花中はひどく水切れがないようにします
普段は用土が乾いたらたっぷりあげましょう
肥料
肥料は植え付け時に、元肥として緩効性肥料をあげます
あとは控えめに、春と秋に追肥として緩効性肥料をあげます。
緩効性肥料はマググァンプを使うと失敗が無く育つようです。
主な作業
花穂の刈り取り
2分咲きから満開時に葉を4~8枚つけて刈り取ります。
花を収穫しなくても、株の消耗を避けるため刈り取りはしましょう
剪定
花後に葉を付けたまま草丈の半分くらいに半球状に剪定します
葉は残っている状態です、茎だけの棒状にしない
枝すかし
風通しが良くないと蒸れてしまうので、中の方の混みあってる枝を省いたり
地面についてしまった枝を整理したりします。
なるべく1度にバッとやってしまわずに、少しやってみて様子をみて行います
増やし方
挿し木で増やします。春に枝先を10cm位切って、赤玉土にさします
秋でも大丈夫ですが、春にすると若苗が夏を容易に越せるのでおススメです
ラベンダーの種類
イングリッシュラベンダー (コモンラベンダー) 花が美しく香りが素敵。暑さに弱いため暖地では難しい | |
ラバンディン 原種のスパイクラベンダーとコモンラベンダーの交種 比較的暑さに耐える 育てやすい | |
ラバンディングロッソ 香りも花付きも良い 生育旺盛で80cm位になる | |
フレンチラベンダー ウサギの耳のような花穂が可愛い。耐暑性があり育てやすい | |
デンタータラベンダー 四季咲き性 香りはやや弱い フリンジラベンダーとも呼ばれる | |
ピナーララベンダー 耐暑性ありだが耐寒性は弱い レースラベンダーとも呼ばれる |
ラベンダーの香りも色々です。エッセンシャルオイルのラベンダーは清涼感があり、入浴時や
就寝する場所に使うと癒し効果が得られて身体も休まります。
単品だけでも良い香りですが、好みで他のオイルとブレンドしてディフューザーで香りを楽しみましょう。
皆さんも素敵なラベンダーの香りに癒されてくださいね。
今回はラベンダーと風水についてでした。ラベンダーを上手に育てて楽しんでみてくださいね。